スペック1

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1999/10月 AT互換機組立

AcerBasic2では、マザーボードがあまりに旧式で、これ以上の拡張はできない気がしてきました。
そこで、退職を機会に、そこそこの性能のマシンを、組みたてることにしました。
  基本的には次のように思っていました。
   ◆出来るだけ現マシンの資産の流用を図り、新規マシンを組み立てる。
   ◆新規購入品は出来るだけ安く購入する。
   ◆起動しない場合や訳のわからないトラブルがあっても何とかなるであろう。

OSのクリーンインストールはしない方針(実はこの時はCR-ROMブートの方法が良く分からなかったことと現環境を再構築するのが邪魔臭い気がした)で、AcerBasic2のHDDをそのまま装着して、OS・アプリケーションの環境はそのまま移行できるはずということで着手しました。
結果はその安易さがトラブルを生んだ面もあり、良かったのか悪かったのか??

新規購入品 マザーボード: 「P6BAT-A+」<台湾ELITEGROUP製>
   PuntiumU/V<スロット1>とPPGA Celeron<ソケット370>とをサポート
   チッププセット:Elite BX<VIA Appollo Pro OEM>搭載・・・
   ※いずれにしろ Intel 440BX Chipsetを搭載したマザーボードと同等と判断。
筐体:ATXミドルタワー
MPU : PPGA Intel Celeron 466MHz リテール品
メモリ:SDRAM DIMM 128M PL-100,CL=2 バルク品
結果的に
後日購入品
FDD:MITSUMI 2MODE FDD
CDーROMドライブ:32倍速 CyberDrive製
スキャナ:マステック Plug-N-Scan 600CU<USB>
ケースファン:8センチ角
AcerBasicから
転用品
HDD:IDE 6,4G・・・・Ultra DMA 33 対応
    IDE 1.3G・・・・Aser Basic 搭載HDD
    IDE 0.5G・・・・日立3010DUU 搭載HDD
    Ultra SCSI対応外付HDD 13.0G・・・・I-O DATA HDVS-UM13G
グラフィックアクセラレータボード : I-O DATA GA-ZA8/PCI<ビデオメモリ 8M>
モニタ:日立製15インチ<日立3010DUUから転用>
SCSIボード:ULTRA SCSI インターフェイスボード IFC-USP メルコ
CD-RW:ライト2倍・リード6倍CD-RWドライブ CDRW-VX26 I-O DATA
通信機器(ISDN):TA NECのAtermIT45DSU
プリンタ:エプソン PM670C
1999/10/3 朝、日本橋にてMPUを購入。
マザーボード、筐体、メモリは前日までに、インターネット通販で購入して、着荷済み。

昼過ぎ、前マシン(AcerBsic)の解体と新マシン組み立てを開始。
IDE1(プライマリ)とIDE2(セカンダリ)の接続を逆にして第1回目は起動に失敗。
付け替えしてすんなりとBIOSが起動。OSも起動。
SCSIボードを挿して再起動。 しかしSCSIボードが認識されず原因がわからない。

それよりもOSは起動するが、IRQの競合と不明デバイスがあるエラーが頻発する。
一つはビデオとモニタ関係でグラフィックボードGA-ZA8/PCIがうまく認識されない。<640×480の16色しか使用できない>
これは、ドライバの削除・再インストール等を何度かやっていたら、うまく認識された。
もう一つはサウンド関係でトラブル発生。
おそらく旧マシンではISAのサウンドボードを挿していたが、新マシンではPCI 3D SOUND(PCI Audio CMI 8338)がオンボードされていたために、IRQの競合が発生したようです?。
いろいろ試行錯誤の結果、結局BIOS上のIRQを自動ではなくて手動にして、IRQ5のISAをPCI/ISAに変更したことにより?上手く競合は回避された。
上記の競合ためSCSIボードが認識されないのかも・・と淡い期待をしていたが、SCSIボードは相変わらず認識されない。SCSIが認識されないとSCSI接続機器が使えない。
Windows98はIDEのHDDにあり、起動するが、使用アプリケーションの大半がSCSIのHDDのため、使えない。
10/3は以上でギブアップ。

マザーボードのマニュアルが英文のため、私の英語力では、どこに何を書いているのか日本語マニュアルのようにすぐ見つけることができない。書いていることもじっくりと読んでいかねばならないし、それでもあいまいさは残るし、英文マニュアルにはまいりました。
1999/10/4 朝から作業開始。SCSIボードを何とかしなければ・・・と焦る。
仕方がないので、ビデオボードとSCSIボードを抜いて付け替え等を何度かトライすると認識されました。 
何のことはない、どうやらボードの挿し方が甘かったためのようです。
相当体重をかけて挿しこまないと根まで刺さらないようです。(手のひらが痛くなりました。)
夕方までには、全ての周辺機器の稼動確認も終り、後少し挙動の怪しい点もありますが、無事新マシンが稼動の運びとなりました。(と思った)
1999/10/07
     〜
新たなトラブル発生
◆現象
Scaner32.exeを実行すると、<C:\WINDOWS\TWAIN_32\CANON\FB310\Scaner32.exe>「スキャナの接続をしています云々」のあとスキャナテストのウィンドウがビジー状態のまま固まってしまう。<スキャナテスト応答なしになります。> 要するにTWINドライバが使えない。つまりスキャナが使えない。
対処:キャノンのHP等を参照した結果、BIOSのLPTポートの設定を変更する。
 INTEGRATED PRIPHERRALS の Parallel Port Mode Standard を EPPに変更して、 ECPモードのドライバをインストールすれば、スキャナは使用できる。
しかし今度はプリンタが正常に印刷できない。(2.3行印刷して用紙送りをしてしまう。)

いろいろマニュアル類とかメーカのHP参照とかパラレルポートの転送スピードのBIOS設定変更(その都度ドライバのアンインストール・インストールを実施)とか単体での接続、数珠つなぎの接続とかの試行錯誤の結果以下であろうと確信しました。
判明するまで、2〜3日かかりました。今回の最大トラブルです。
 要するに
BIOSのParallel Port Mode設定<パラレルポート転送スピード>をSPP(Standard Parallel Port)=通常スピードにするとプリンタは正常に印刷するが、スキャナが接続できない。
逆に
BIOSのParallel Port Mode設定をECP<高速転送モード>もしくはEPP<さらに高速転送>にすると、スキャナは接続できるがプリンタが正常印刷できない。

1、Canon CanoScan FB310<パラレルポート接続機種>
 ・スキャナのドライバはマザーボードのチップセットにより、ポートタイプ(LPT1転送モード)をEPPと自動認識する。これはドライバの仕様のようです。
 ・BIOSのParallel Port Mode(BIOS設定)をECPもしくはEPPで設定すれば正常に稼動する。
 ・BIOSのParallel Port ModeをSPPに設定すると、スキャナ接続でハングする。(ビジー状態でハング)<ドライバの認識がEPPであるにもかかわらず、実際のマシン設定がSPPであることに起因するようです>

2、エプソン PM670C<パラレルポート接続機種>
 ・BIOSのParallel Port ModeをSPPに設定して、DMA転送無効であれば正常印刷する。
 ・BIOSのParallel Port Modeの設定がECPもしくはEPPであれば、正常に印刷できない。<DMA転送は有効に設定>
 ◆パラレルポートが高速であれば、PM670Cの仕様上、上記現象はやむを得ないようです。

3、回避策としては、本来はPCのパラレルポート→スキャナ→プリンタの接続ですが、
BIOSのParallel Port Mode{ECP+EPP}で、パラレルポート→スキャナで接続して、スキャナを使用し、
BIOSのParallel Port Mode{SPP}で、パラレルポート→プリンタで接続しプリンタを使用する方法があります。
しかしこの方法は、ドライバのアンインストール・インストールは不必要ですが、プリンタとスキャナの切替の都度BIOSの変更と物理的にパラレルポートにケーブルを付け替えなければならない不便を我慢しなければなりません。

4、結局、Canon CanoScan FB310<パラレルポート接続機種>はあきらめて、パラレルポートにはプリンタのみ接続し、スキャナは別途USB接続のマステック Plug-N-Scan 600CU<USB>を購入して解決を図りました。

もう一点音楽CDの再生時のみ(CD-ROMから再生するサウンドも含め音楽CD以外のサウンドは正常です)、右スピカーが鳴らない。左は鳴るという異常を発見。
多分CD-ROMとサウンドボードを接続するオーディオケーブルかオーディオコネクタあたりに問題があるのでは?と見当をつけて、オーディオケーブルを購入して接続すると正常に再生しました。
結果、オーディオケーブルが一部断線?していたようです。

今回日立3010DUUの電源のクーリングファン(8cm×8cm)をケースファンとして転用を図りましたが、ファン自体なのか、分岐接続ケーブルなのか、MB上のFAN端子なのかどれがが悪いのか分からず、転用には失敗しました。ファンは動きませんでした。ケースファンは、別に付けなくても関係は無いのですが、後日、新規購入しました。
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